エアコンセンターACの業務用エアコンコラム
室外機の防雪フードって必要?【業務用エアコン オプション解説】
「エアコンの見積を取ったら防雪フード入っていたけど、本当に必要?」、「寒冷地仕様エアコンを購入したから、他のオプションはいらないよね」。見積書の内容から少しでも費用を抑えたいというお気持ちは、みなさま共通かと思います。
それでも、北海道や東北、日本海側の皆様には防雪フードをおススメしたい理由がございます。
本日は、防雪フードの必要性について注目していきたいと思います。
1.防雪フードとは
室外機に取り付けるオプション部材で、室外機を降雪や雪の吹き込みから守ります。
2.なぜ防雪フードが必要なのか
室外機の吹出口(前面)・吸込口(側面・背面)が降雪や落雪で塞がれたり、横殴りの雪が機器本体に吹き込むことを防ぐ為です。
エアコンの暖房運転では、室外機で外気の熱を吸収し、室内機で吸収した熱を室内に送っています。そのため、室外機の吹出口・吸込口が雪による影響を受けると、熱の交換が適切に出来なくなり、暖房運転に支障が出たり、故障の原因となります。
3.どういう場所で防雪フードが必要なのか
降雪のある地域での設置が推奨されています。
屋上や壁面に設置する場合は激しい吹き込みが予想されるため、特に設置が望ましいです。
4.防雪フードの設置にはどのくらいの費用がかかるのか
シングルファン室外機の吹出口・吸込口全てに防雪フードを設置した場合、おおよそ2万円〜になります(室外機能力・メーカー・組合せ品により金額が異なります)。室外機の故障による有償修理は1回で数十万円以上かかることもありますので、雪国特有の不調を防ぐためにはおすすめです。また、金額はファンや室外機の数、施工難易度によって左右されます。
ご予算に合わせて吸込口のみの設置など、柔軟にご相談可能ですので、詳しくは お問合せください。
5.防雪フード以外の雪害対策機器・オプション品
雪国のためのエアコンや、雪害を防ぐためのオプション品がございます。
エアコン購入検討の際はぜひこちらの見積もご請求ください。
寒冷地仕様エアコン
ヒーター付き凍結防止プレートや高排水性底フレームで凍結を未然に防ぐ。
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架台
高置台や壁面架台で室外機の設置位置を高くして、積雪に埋もれないようにする。
防雪屋根
室外機を覆うように設置する屋根。つららの落下や積雪からエアコンを守る。
6.少しでもお安くご購入頂くために
費用を抑えるためには、真冬以外の時期の設置工事がおすすめです。業務用エアコン設置工事の見積には、本体料金と工事料金が含まれています。冬場は室外機周辺や、搬入経路の除雪作業がどうしても必要になるため、春や秋に比べて作業料金が追加されるケースが多くなります。そのため、10年以上エアコンを使用している、今年の冬ちょっと暖房の調子が悪かったという場合は、繁忙期前の春の時期がゆっくりご相談できるおすすめの時期です。
カテゴリー:業務用エアコンについて