エアコンセンターACの業務用エアコンコラム
業務用エアコンであったか&節電!暖房の効率的な使用方法
冬場は、全国各地で暖房器具が必須です!真冬ともなると、沖縄では15℃、北海道では-30℃を下回ります。
効率的に部屋を暖めるためには、使用している暖房器具の最適な使い方を知ることが重要です。
今回は業務用エアコンの暖房運転についてのコラムです。
1.暖房器具1番人気はエアコン
首都圏における家庭用暖房器具の人気ランキングは、エアコンが1位、次いでこたつ、電気ストーブ、ホットカーペットという結果でした(出典:2017 リンナイ調べ)。同じく業務用エアコンも、多くのオフィスや店舗で暖房機器として使われています。
その人気とは裏腹に、エアコン暖房は電気料金が高くなりがちです。暖房を1℃下げるだけでも節電効果があるほどに消費電力が多いため、いかに効率よく使用できるかが重要です。まずは、効率のよい暖房の運転方法についてみていきましょう。
2.暖かく過ごしながら節電しよう
●空気の流れを作る
暖かい空気は上に集まるという特徴があります。そのため、エアコンと併用して空気清浄機やサーキュレーターを使用すると、暖かい空気を部屋全体に循環させることができます。室温設定は上げすぎずに、空気の流れを作ってムラなく効率的に暖めましょう。
エアコンは下向きに、サーキュレーターは上向きに風を吹かせることで、足元、そして部屋全体を効率よく暖めることができます。上下の向きを変更できない空気清浄機などを設置する場合は、温風を拡散できるようにエアコンの反対側に置くことがポイントです。
●温度と湿度をコントロールする
気温はまったく同じなのに、春だと暖かく感じ、秋だと肌寒く感じることはありませんか?これには湿度が関係しています。湿度が高いと体感温度は高く、湿度が低いと体感温度は低く感じる傾向があります。そのため、加湿をしながら暖房運転をすれば、過度に室温を上げることなく暖かく過ごせます。暖房温度を1℃下げ、なおかつ濡れたタオルを室内に干すだけで、快適な環境のまま節約が可能です。
一般的には、暖房が快適に感じられる湿度は40~60%と言われています。
湿度を上げすぎると結露やカビの原因にもなるため、湿度計等を見て湿度60%を超えないようコントロールしましょう。

3.エアコンの使用状況も節電ポイント
●室内機のフィルターを清潔に保つ
汚れたフィルターのまま暖房運転をすると、エアコンの効率が下がって無駄な電気代がかかってしまいます。フィルターにホコリが詰まって目詰まりしてしまうと、上手に空気を吸い込むことが出来なくなり通常よりもパワーが必要になってしまいます。
業務用エアコンを4年間メンテナンスせずに運転した事例では、定期的に清掃した場合に比べて約40%も電力を浪費していたということがわかりました。(出典:日本冷凍空調工業会「業務用エアコンを長く安心してお使いいただくために定期的な保守・点検のおすすめ」)
室内機を設置してから、フィルター掃除をした記憶がないという方は、今年の冬も大幅に損をしてしまうかもしれません。業者による定期的なクリーニングや、ご自身で行えるフィルター掃除をすることで、電力を無駄にせずエアコンを使用することができます。
●室外機の周辺に障害物がないか確認する
エアコンの暖房運転は、室外機が吸い込んだ外気の熱を取り入れることで、室内を暖かくしています。室外機が障害物に邪魔されて上手に外気を吸い込めないと、効率が悪くなり電気の消費量が増えます。故障の原因にもなりかねないため、室外機の周辺は物をおかないように気をつけましょう。また、雪が降る地域はさらに注意が必要です。室外機が雪に埋もれてしまわないよう、防雪フードを付けたり、高い位置に室外機を設置するなどの工夫をしましょう。
エアコンセンターACは業務用エアコンの専門店
エアコンで暖かく効率的に暖房運転するための方法をお伝えしました。
外気温-25℃でも暖房運転が可能な寒冷地エアコンもございますので、寒さの厳しい地域の皆様はぜひご検討ください。
業務用エアコンの新設・入替のご相談は、エアコンセンターACへお気軽にお問い合わせください。
カテゴリー:エアコン商品紹介
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