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エアコンセンターACの業務用エアコンコラム

業務用エアコン 能力の選び方

登録日 2022年08月25日
最終更新日 2022年08月25日

室内機と室外機の写真室内機と室外機の写真

業務用エアコンをいざ購入しようとインターネットで調べると、見たことのない言葉が沢山出てきます。業務用エアコンを含めた空調業界は、専門的な用語や知識が多くあります。見積もりを取りたいけど、「馬力」や「能力」ってなんのことか分からない!
そんなお客様の為に、今回はより詳細に、エアコンの能力の選び方について解説します。

1.部屋の冷暖房負荷を確認する

エアコンを設置する部屋について確認

まず初めに、設置予定の部屋の冷暖房負荷を確認します。暖房負荷とは、エアコンの効果を妨げる要素を数値化したものです。
暖房負荷が小さければエアコンが効きやすい部屋、大きければエアコンが効きにくい部屋と判断することが出来ます。
室内においてエアコンの効きずらい要素を確認することで、エアコンの能力がどの程度必要なのかを知る目安となります。

例えば、とある美容室の店舗で考えてみましょう。
従業員が数人で使用している休憩室と、常にドライヤーを使用している店内を比較します。

暖房負荷は、設置場所の面積 × 熱負荷 = 冷暖房能力(kW)で計算します。熱負荷とは室内に発生する熱量のことで、建物構造・部屋の使用用途・日射量・外気の温度・照明機器の数・在中平均人数・発熱機器の有無・天井高などに左右されます。
今回は簡易的ですが、用途や部屋の大きさなどの要素で冷暖房負荷を計算してみます。

計算は下記の通りになります。
【休憩室の計算式】(面積30㎡)×(熱負荷185w)=約5.6kW
【店内の計算式】(面積60㎡)×(熱負荷280w)=約16.8kW

▼美容室店舗の例

休憩室 店内
平米数 30㎡ 60㎡
熱源
暖房負荷 約5.6kW 約16.8kW
エアコン能力 (小) (大)

今回は休憩室の冷暖房負荷は約5.6kW、店内の冷暖房負荷は約16.8kWと導くことができました。部屋の面積が広いほど、人や熱源が多く熱負荷が高いほど、冷暖房負荷は大きくなり、エアコンが効きにくい部屋であると言えます。暖房負荷が大きい部屋には、小さい部屋に比べて能力の高いエアコンが必要になります。

では続いて、各部屋の空調を快適に保てるエアコンの能力について確認しましょう。

2.エアコンの能力を選ぶ

暖房負荷をカバーできるエアコンの能力を決める
室内の画像

次に、休憩室と店内に設置するエアコンの性能について考えていきます。エアコンは、それぞれの部屋の冷暖房負荷をカバーできる能力を持った機器を選定します。多く流通している業務用エアコンの能力は、P40型(=1.5馬力)からP335型(=12馬力)に分かれており、冷暖房負荷に合わせて能力を決めます

ここで新たに馬力という単位が登場しました。馬力とは、空調業界では頻繁に使用される単位で、1馬力は2.8kWの冷暖房負荷をカバーできるエアコンの能力の単位を差します。つまり、冷房負荷が2.8kWの部屋を冷やすためには、1馬力の能力のエアコンが必要、という意味です。

そのため、暖房負荷 約5.6kWの休憩室には「P50型(=2馬力)」、冷暖房負荷 約16.8kWの店内には「P160型(=6馬力)」
能力を持ったエアコンが適しているということができます。

P40形 P45形 P50形 P56形 P63形 P80形 P112形 P140形 P160形 P224形 P280形 P335形
1.5馬力 1.8馬力 2馬力 2.3馬力 2.5馬力 3馬力 4馬力 5馬力 6馬力 8馬力 10馬力 12馬力
太陽と店内の画像
エアコンセンターACのサイトで必要能力の目安が確認可能

以上のような手順が、エアコンの能力の選び方です。とはいえ、複雑な要素から冷暖房負荷を計算し、機器を選定するのは容易ではありません。そのため、エアコンセンターACでは、初めてのお客様にも分かりやすいように機器選びのご案内ページを用意しています。設置場所の用途とお部屋の大きさから、エアコンのおおよその能力が確認できますので、ぜひご覧ください。
⇒ 業務用エアコンを設置場所から選ぶ

3.空調のプロと相談して能力選定

現地調査でプロが冷暖房負荷とぴったりのエアコン能力をチェック

当社サイトなどで概算の数値を確認することは出来ますが、部屋の大きさや状態をプロに見て欲しいというお客様も多くいらっしゃると思います。そんな時はぜひ、エアコンセンターACに現地調査をご依頼ください。実際に現地にお伺いしたうえで、お部屋の状況やエアコンの使用頻度などを鑑みてベストな能力のエアコンを提案させて頂きます。

4.まとめ

エアコンの能力は、部屋の面積や用途に応じて適正であることが理想です。
設置環境を隅々まで確認し、数値化した熱負荷をもとに適正能力を選定すれば、快適な空間を作り出すことが可能になります。過去、今、そして未来の室内環境を視野に入れて能力選定することで、安心して長く使えるエアコンを選ぶことができると言えます。

今回は、エアコンの能力の選び方についてのコラムでした。
おおよその空調能力の確認は弊社ホームページまたはお電話で、省エネ性と快適性を考慮した空調設計をご提案させていただきます。お見積りのご相談はぜひエアコンセンターACへ ご相談ください。

5.番外編

【ミニコラム】なんで「馬」力(ばりき)なの?
1馬力についての画像

話は少し逸れますが、先ほど登場した馬力という単位についてもう少し深堀します。日常を過ごす中で、馬力という言葉に出会うことはあまりないですよね。馬力という単語を作ったのは、発明家のジェームズ・ワット氏です。

ワット氏の名前はエネルギーの単位であるワット(W)の由来にもなっています。ワット氏は研究の中で、1頭の馬は75kgの物体を1秒間で1フィート(約30センチ)動かすことができる力を持っていると考えました。氏は、この1頭の馬が可能な仕事の量を「1馬力」と定義しました。現代でもよく使用するキロワット(kW)という単位では、1馬力は0.75kWと読み替えることができます。

一方でエアコンに置ける「1馬力」の考え方です。先ほど、1馬力は2.8kWの冷暖房負荷をカバーできると説明しました。そのため、1馬力は0.75kWと言われると少々混乱してしまうと思います。なぜ1馬力=2.8kWをカバーできる、という意味で使用されるようになったかというと、これには馬力という単位が使われ始めた時代の背景が関与しています。

日本で馬力という単位が採用されたころ、エアコンの心臓部であるコンプレッサー(エアコンの冷媒ガスを圧縮し、気体の温度を変化させてその温度をエアコンに利用する機械)は一定速度で動き続けるタイプが主流でした。この当時、0.75kW(1馬力)のコンプレッサーを搭載したエアコンは、ちょうど冷暖房負荷2.8kWの部屋を冷やせる能力を持っていたのです。

そのため、コンプレッサーの能力が変化した今でも、1馬力=冷房負荷2.8kWという共通の認識が業界全体に広がっているのです。
日常生活ではあまり見ない馬に由来する単位が、現代でも日常的に使用されているというのはちょっと面白いですよね。

カテゴリー:エアコン商品紹介

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