災害時（大雨、台風、地震等）、エアコンの対処法について - 業務用エアコン専門店 エアコンセンターAC

大雨、台風では、どのような災害が起きるのか

梅雨時期の大雨、台風による暴風雨、地震等の災害による被害は、エアコンにも大きな影響があります。

今回は災害が発生した際に、エアコンに与える影響とその対処方法についてご案内いたします。

1.エアコンの室外機は屋外に設置されている

エアコンと言われると真っ先に思い浮かべるのは室内機だと思いますが、
実際は外にある室外機とセットで動く機器になっています。

室外機は屋外に設置されることを前提として設計されており、一般的な室外機は、雨、風、暑さ、寒さ、揺れに関する様々なテストに合格し、過酷な環境でも安定した能力を発揮できるようになっています。

しかし、地震や台風、大雨などの災害時には、外見上は問題がなくても周りの物体の落下や飛来、衝突など、周囲からの影響を受けている可能性があります。

その時のための備えとして、災害への対処法をご紹介いたします。

2.災害への対処法

2-1.室外機の転倒・落下・破損・位置ずれ

暴風や地震の影響で、室外機がもとの場所から大きくずれていたり、投げ出されるように倒れている場合や、建物の壁に設置していた室外機がぶらさっがていたり、落下している。

【対処】

絶対にお客様自身で起こさないでください。ご購入されたエアコンの販売店へご連絡・ご相談ください。

【理由】

室外機と室内機は冷媒配管と呼ばれる配管でつながっていて、配管の中は、「冷媒」と呼ばれるガスが通っています。配管が破損してしまい穴や亀裂から冷媒が漏れており、うっかり触ってしまうと凍傷などの怪我につながる危険性があります。

2-2.室外機の浸水

大雨や河川の氾濫等の影響で、室外機が浸水してしまった。

【対処】

エアコンの電源プラグを抜くかブレーカーを落として使用は中止してください。ご購入されたエアコンの販売店へご連絡・ご相談ください。

【理由】

室外機の内部には電気回路があり、部品に水がついていた場合、漏電・発火などが起きる可能性があります。また土などの泥が内部に入り込んでしまった場合、モーターや電気部品に悪い影響が出たり、不具合が起きている可能性があります。

2-3.ファンへの異物混入

防雨風で舞った小石やゴミなどが室外機のファンに入りこみ、異音がする。

【対処】

奥に入り込んでいる場合や簡単に取れそうにない場所等への混入については、
ご購入されたエアコンの販売店へご連絡・ご相談ください。

【理由】

異物が入ったまま使用することで、内部の部品が傷つき故障の原因となります。

浸水時と同様に、モーターや電気部品に悪影響が起こる可能性があります。

3.災害を想定して事前対処を行うことも重要

室外機の転倒や位置ずれは、転倒防止対策をとることで防げる場合もあります。

コンクリートのブロックに室外機の足を固定するだけでなく、建物と室外機を金具で接合したり、
手すりと室外機をワイヤーで繋げて動かないようにすることで、多少の風では影響を受けなくなります。

エアコンを設置する際は、災害時を想定して事前に防ぐことも大切です。

4.最後に

エアコンの室外機が転倒・浸水してしまった時は、起こしたり、無理な運転確認は行わず、
怪我や漏電などがないよう、販売店・メーカーにご相談の上、安全にご対応ください。

業務用エアコンの入替や設置等、お困りごとがありましたらエアコンセンターACへ お気軽にお問い合わせください。