エアコンセンターACの業務用エアコンコラム
業務用エアコン取り付け工事の所要時間は?目安時間と作業工程
「朝からエアコン工事してもらえれば、夜の営業はできるの?」「待機時間がどのくらいになるのか分からない…」「工事が終わる時間が知りたい」エアコンの取り付けを検討する際、工事にどのくらい時間がかかるのか気になる方は多いと思います。
そこで本記事では、業務用エアコンの取り付けにかかる時間の目安と、施工に特に時間のかかるケースをご紹介します。業務用エアコン取り付けを断られる可能性のあるパターンと弊社での施工事例について、詳しくご紹介します。
1.業務用エアコンの取り付けにかかる時間
業務用エアコンの取り付け工事にかかる時間は、機種や設置場所、工事の難易度などによって大きく異なりますが、例えば、天井カセット形4方向吹出4馬力シングルの入れ替え工事なら、一式あたり6~8時間が目安とされています。ただし、これはあくまで標準的な時間であり、実際の工事時間は大きく前後する場合があります。
一般家庭でよく使われるルームエアコンは、1台あたり2時間程度で設置作業が完了します。しかし、オフィスビルなどに設置される業務用エアコンはサイズが大きく施工も複雑で、設置場所の条件も様々なため設置作業に時間がかかります。
2.業務用エアコンの取り付け工事の内容
業務用エアコンを古い機器から新しい機器に入れ替える工事は、大きく分けて以下の工程で行われます。
2-1.フロンガス回収
機器・配管の中を巡っているフロンガスを室外機に閉じ込めた後、ガスボンベの中に回収します。フロンガスは地球温暖化の原因となる温室効果ガスに分類されるため、フロン排出抑制法に従い、有資格者が適切に処理する必要があります。
2-2.エアコン設置工事
古いエアコンを撤去し、新しいエアコンを設置します。既存の配管・配線はそのまま使用できる物は流用します。機器は重たいもので200kg近い重量があるため、時にはクレーンなどの重機を使用して搬入します。
2-3.真空引き
真空ポンプを使用してエアコンの冷媒配管内部を真空にする作業です。配管内の空気の排出や、配管内の水分を取り除く真空乾燥を目的として実施します。
2-4.試運転
取り付けた新しい機器と配管内にフロンガスを循環させ、試運転を行います。正常に動作することが確認できたら、室外機の電圧・電流・ガス圧の検査と、冷暖房の温度チェックを行います。ここに記載した以外にも、安全に長く使っていただくために、丁寧に、確実にひとつひとつの作業を進めています。
3.工事が長時間に及ぶケース
環境や機器によっては長時間の工期が必要なケースがあります。事例として、以下のようなものが挙げられます。
3-1.設置台数が多い場合
複数台の機器を設置する場合は、工期が長時間、もしくは数日に及ぶ場合があります。単純に搬出入、施工の回数が増えるため、その分工期も長くなります。事前におおよその作業時間が分かるため、天候不良による予備日なども想定してお客様と工期について相談いたします。
3-2.施工難易度が高い場合
人力での高所作業やクレーンなどの重機を使った作業がある場合、配管長が長い場合など施工難易度が高く、通常よりも工事の時間がかかる場合があります。こちらも事前におおよその作業時間が分かるため、日程についてお客様と事前に相談いたします。施工難易度の高い工事については、一部の事例をこちらでご紹介しております。
3-3.予期せぬ作業が発生した場合
工事中に新たな問題が発覚した場合は、予期せぬ作業が発生し、工事に時間がかかることがあります。エアコンセンターACでは、事前にご訪問させていただき現場の下見を行うことで、施工当日の不測の作業を最小限に抑えています。
4.まとめ
業務用エアコンの取り付け工事は、家庭用エアコンに比べて大規模な工事であり、時間も長くかかります。エアコンセンターACでは、予期せぬ事態が発生した場合でも、柔軟に対応し、安心して工事をお任せいただけるよう社員一同尽力しております。
工事の前後にご予定がある場合や、夜間・早朝に工事をして欲しい場合でも、お気軽にエアコンセンターACへ お問合せください。
カテゴリー:業務用エアコンについて