エアコンセンターACの業務用エアコンコラム
【業務用エアコン】暖房が効かない原因と対処法
寒い日に、エアコンをつけても部屋がなかなか暖まらない…というご経験はありませんか?
作業中に手がかじかんだり、寒くて集中できなかったりと、暖房が思った通りに効かないことで業務にも影響が出てしまいますよね。
今回のコラムでは、エアコンの暖房が効かない原因と対処法についてお伝えいたします。
1.暖房が効かない原因
暖房運転時、故障していないはずなのになんだか暖まらないと感じる場合があります。
よくある原因は次の通りです。
霜取り運転が行われている
霜取り運転とは、室外機の部品に付いた霜(しも)を溶かすために、室外機を暖める働きのことです。動作中、暖房は一時中止され、霜取り運転が優先されます。リモコンやタイマーの設定に関わらず定期的に自動で行われるため、暖房運転なのに部屋が暖まらないと感じる原因になります。
霜取り運転時には、一時的に冷たい風が室内機から出てくることがあります。故障ではありませんので、霜取り運転が終了して暖房に切り替わるまで10分程度時間を置いてみてください。
室内機のフィルターが汚れている
暖房運転時は、室外の熱を室内に取り込むことで室内が暖まります。しかし、フィルターが汚れていると、室内機の吸込口が制限されてしまい、上手に室内に熱を送り出せなくなってしまいます。そうすると、エアコン本体が本来の能力を発揮できず、暖房を付けていてもいまいち暖かい風が出てこないという状況になってしまいます。
室外機の周りに障害物がある
暖房運転時、室外機は屋外の空気から熱を取り込み、室内に運びます。
そのため、室外機の周辺に鉢植えや段ボール、車両といった障害物があると十分な熱を取り込むことが出来なくなります。
2.暖房が効かない時の対処法
業務時間より前にエアコンを運転させる
霜取り運転が始まると、10分~15分程度は暖かい風が出なくなります。暖房には必要な動作なので、無理やり止めることが出来ません。そのため、直接的な解決方法にはなりませんが、部屋を暖めたい時間より少し前に暖房のスイッチをONにすることをおススメします。タイマー付きエアコンであれば、始業時間の30分前に暖房が開始するように設定しておいても良いかもしれません。
室内機のフィルター掃除をする
エアコン本体の説明書に、フィルター掃除の方法が記載されています。室内機の汚れが気になる場合はフィルター掃除を行いましょう。プロに頼めば細かい部分まで綺麗に掃除してくれます。メンテナンスによって、暖房はもちろん冷房の効率も上がりますのでシーズンごとのお手入れが推奨されます。
室外機の周りを整理する
障害物を取り除き、空気の流れを良くしましょう。目安として、吹出口の前30センチほどの距離までは、物がない状態が理想です。また、合わせて室外機のファンの汚れもチェックしましょう。内部の掃除はプロへの依頼が必要ですが、目の届く範囲であればホコリをとるなどの対応をしていただいて問題ありません。また、雪が多く積もる地域では、室外機に屋根を付けたり、防雪フードを付けることを検討することをおススメします。
3.解決しない場合はプロに相談
上記に掲載した解決方法の他に、設定温度や風量の調整などを試しても解決しない場合は、まずは業務用エアコンを設置した業者にご相談ください。場合によっては修理の依頼が必要になる可能性もあります。故障したエアコンを使い続けると、重大なトラブルが起きる場合もありますので、お早めにご相談下さい。
4.まとめ
今回は、暖房が効かない原因と対処法についてのコラムでした。
外の気温が非常に低い場合や、エアコンの能力が低い場合も暖房が効きにくくなります。
業務用エアコンでお悩みの方は、ささいなことでもエアコンセンターACへ お問合せください。
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