業務用エアコンって実際いくらで買えるの？ - 業務用エアコン専門店 エアコンセンターAC

業務用エアコンを導入するときに実際かかる費用は、「本体価格」と「工事費」の合計になります。
エアコン本体はメーカーや能力などラインナップが多く、どれが良いのか、性能、価格、寿命、使いやすさ、機能、アフターサービスなど、判断基準もさまざまです。

また、工事費用については実はあまりオープンになっていないことが多く、実際いくらかかるのか検討がつかない、と悩まれている方が多い実態があります。ここでは、業務用エアコンは実際いくらで買えるのか、見ていきます。

1.業務用エアコン導入時に掛かる費用の内訳は？

エアコン本体の価格

業務用エアコン本体は、定価（メーカー希望小売価格）で安いものは68万円程度、高額なもので1,000万円を超えるものがあります。

業務用エアコンはメーカー希望小売価格を上限とし、値引きして販売されているため、
例えば80％OFFであれば、68万円のエアコンも13万6千円で購入できるし、1,000万円のエアコンも200万円で購入できるという計算になります。

業務用エアコンの最小能力は1.5馬力相当（P40形）で、事務所であれば26㎡（約8坪）程度を冷暖房する事ができます（一般的な空調負荷を基準に計算）。

工事費によって総額に幅がある

次に工事費です。
本体価格プラス工事費がいくらかかるかによって総額が異なります。

1.5馬力の壁掛形を1階の室内に設置し、室外機も同階に据え付け、配管も最短距離であった場合、工事費用は5〜6万程度のため、総額20万弱で導入が可能である、ということになります。

ここで注意が必要なのは、業務用エアコンは「標準価格」のような基本料金を設定しづらい工事であるため、現場ごとに見積もりをとる必要があります。

同じ商品でも工事費が5〜6万の場合もありますが、15万以上かかることもあります。
配管長、室外機の搬入、撤去工事や電気工事の有無により幅があることは予め認識しておいてください。

2.業務用エアコン、ルームエアコンとの違いは？

業務用エアコンを初めて導入（または更新）しようとするとき、まず馴染みのある家庭用エアコンと価格を比較されるケースが多いです。業務用エアコンと家庭用エアコンの違いは何か、導入（更新）時の価格的相場観が適正なのか、それぞれの特徴を理解した上で注文をすることをお勧めします。

作業のボリュームが違う業務用

家庭用エアコンと業務用エアコンの大きな違いは、工事に掛かる時間です。
エアコンの工事は、既存エアコンがあれば撤去を行います。撤去する際は機内に含まれる冷媒ガスを回収してから配管を外します。
その後据付、配管工事、電気工事、試運転などの行程を経て、取扱説明、引渡し、となります。

1台の壁掛形エアコンの設置工事でも、ルームエアコンは、標準工事であれば1.5時間程度で完了します（オプション工事が追加で
発生する場合はその分延長となります）。

一方、業務用エアコンは同じ壁掛形であっても1台の設置に最低でも3時間は掛かり、長い時で2日以上かかることもあります（作業員2人で積算）。

本体や材料のサイズが大きい業務用

業務用エアコンは家庭用エアコン（ここでは壁掛形ルームエアコンを指します）より本体寸法が大きく、その分重量があります。
運搬や据付一つとっても、作業負担が違います。

加えて配管サイズが太いため配管材料費も上がる、配管加工も太い分作業時間を要す、気密テスト試運転調整など時間を掛けて行う、など、工事費の違いはこのような作業行程とそもそもの材料費により異なってくるのです。

ルームエアコン1台は8万円だけど、業務用だといくら？

業務用エアコンの工事込み総額の目安は以下の通りとなります。

※上記は目安であり、撤去工事、配管延長工事等の付帯工事と消費税は含みません。

天井埋込形など天井開口が必要な機種や、重量のある室外機、搬入に掛かる労務、作業量、技術、資格等業務用エアコンはルーム
エアコンとは根本的な部分が異なるため、購入時の工事費も「標準工事一式35,000円」などと一律で価格設定することが困難なのです。

3.天井カセット形5馬力を1台設置したときの総額は？

天井カセット5馬力相当を1台新設します。同じ能力、同じ形状です。

＊記事作成時の価格 消費税は含まず

Aパターンは855,000円、Bパターンは328,000円です。いずれも同じ5馬力を１台設置した場合の比較になります。
まず本体のメーカーブランド、省エネレベルをどのランクで設定するかで、15万円以上の差が開きます。
続いて設置工事費用も、配管が新設か流用か、室外機の搬入方法、電気工事の有無、仕上がりの美観等により37万円以上の差になります。

同じ条件の室内に設置する場合でも、購入者のニーズ、要望により価格は変動します。
業務用エアコンは長く使用し、生活に無くてはならない設備であるため、購入時の費用（イニシャルコスト）だけではなく、室内の
快適性、月々のランニングコスト、機能・操作性なども考慮してお選びいただきたいと思います。

全く同じ工事は存在しない

高い、安い、激安、格安などの「価格だけ」では測れない要素が多く存在するのが業務用エアコン。

年間5,000件を超える現場調査を行い、見積もり作成・ご提案をしていますが、同様の
現場でも僅かに仕様や費用が異なることもしばしば。そこには必ず「お客様のご要望」があるからだと思っています。

一人一人ご要望が異なるように、全く同内容のエアコン工事というものは存在しないものです。

エアコンセンターＡＣでは、予算に応じた設計も行っています。予算緊縮により室内の快適性をダウンさせることは得策ではありませんので、その他の方法でさまざまな提案をご準備しお客様にご満足いただくように努力します。

予算にお困りの方、能力選定や工事内容に不安のある方は、エアコンセンターACへお気軽に お問合せ下さい。