空調用語辞典
夜間放射
読み:ヤカンホウシャ (英:nocturnal radiation)
解説
地表から大気に向かって放出する放射と反放射の差を「有効放射」または「夜間放射」といい、その量は、60~120kcal/・hr程度である。この放 射は昼夜を問わず行われている。日中は日射のため地表温度が上昇し、地表からの放射は盛んになるが、直達日射・天空放射・反放射の合計が地表からの放射よ り大であれば地表温度は上昇し、夜間放射は負になる。夜間は反放射だけを受け、大気温度が地表温度より低いため、夜間放射は正となる。