業務用エアコンと家庭用エアコンは何が違う？ - 業務用エアコン専門店 エアコンセンターAC

業務用エアコンと家庭用エアコンについて

業務用エアコンと家庭用エアコンは具体的に何が違うのか疑問に思ったことはないでしょうか。
2つの違いについてシンプルに解説します。

家庭用エアコン(ルームエアコン)とは

家庭用エアコンと聞いて思い浮かべるのは壁に掛けるかたちで設置する長方形のエアコンでしょう。住宅で使う壁掛け型のエアコンは正式にはルームエアコンといい、家庭用エアコンの一種です。

家庭用エアコンには、天井や壁に埋め込むタイプのものもあります。これら壁掛けタイプ以外のエアコンはハウジングエアコンと呼ばれています。家庭用エアコンは室外機1台に対し、室内機も1台であるのが基本です。このような形式をシングルタイプ（ペア）といいます。

一方で、室外機1台に対して複数の室内機を設置できるものをマルチタイプ（マルチエアコン）といい、これは家庭用エアコン・業務用エアコンのどちらにも見られます。

業務用エアコン(店舗・オフィス用エアコン)とは

オフィスや飲食店のような広い空間で、大きな出力が求められる空間に設置するエアコンのことです。業務用エアコンには天井埋め込み型や天井吊り下げ型だけでなく、壁掛けタイプや床置き型もあります。

業務用エアコンにはパッケージエアコンと呼ばれるものがあり、店舗やオフィスに設置されることが多いです。パッケージエアコンにはマルチタイプのものがありますが、室外機が稼働している時は、つながっている室内機は全て稼働します。たとえば3台室内機を設置している場合、人がいないからといって特定の部屋の1台を停止することはできません。また、同じ馬力のエアコンを同じ条件でのみ稼働できる仕組みになっています。

ビル用マルチエアコンとは

パッケージエアコンよりも出力(能力)が大きく、商業ビルのような大きな施設で使われるマルチタイプ（1台の室外機で複数の室内機が運転できるタイプ）のエアコンはビル用マルチエアコンと呼ばれます。

大きな特徴としては1台の室外機に対して複数の室内機をつなげられるだけでなく、室内機ごとの個別運転ができる点です。室内機は同一のものでなく出力が異なるものも設置できます。詳しくは【ビル用マルチエアコン】の特設ページをご覧ください。

家庭用エアコンと業務用エアコンの違い

一番の大きな違いは、出力(能力・馬力)です。家庭用のエアコンは最大で3馬力程度ですが、業務用エアコンは組み合わせ次第で非常に大きな出力となります。

電源の違いについて

そして電源にも違いがあります。家庭用エアコンは単相100Vまたは単相200Vであるのに対し、業務用エアコンは単相200Vまたは三相200Vです。三相は、産業用の大型電気製品に電気を送るために用いられるものですので、馬力の大きな業務用エアコンのほとんどは三相200Vとなっています。

エアコンの選択について

家庭用のエアコンは広さや畳数をもとにして選べば問題ありません。

しかし、一般的なオフィスと厨房のある飲食店では同じ広さでも必要な出力が異なります。

そのため、業務用エアコンは使用場所に応じて出力で選ぶことが重要になります。

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